4年に1度の祭典
アジア版のオリンピックである『アジア大会』は、連日TVでも放送され、競泳女子の池江璃花子選手が6冠に輝くなど、数々のドラマが生まれました。
日本は数多くの金メダルを獲得しましたが、eスポーツにおいても輝かしい結果を残しました。
日本vsイランの決勝
公開競技であるeスポーツ『ウイニングイレヴン』の決勝が9月1日に行われました。
組み合わせは日本vsイランです。
イランでもゲームは非常に人気が高く、特にスマートフォンの普及に伴ってモバイルゲームが急成長しており、インディーズゲームなども人気です。
日本代表は、近畿大の杉村直紀選手と高校生の相原翼選手の2名です。
2人はグループリーグを3連勝で突破し、さらに準決勝でマレーシアに勝利して決勝へと駒を進めました。
第1試合目はイランが1-3で勝利し、日本代表にとっては苦しい展開となりました。
しかし、2試合目に日本が2-0と勝利すると、勢いそのままに3試合目3-2という接戦を制し、金メダルを獲得しました。

出典:サッカーキング
杉村選手は高校時代にサッカー部に所属していて、部活の練習後にはチームメートとウイイレをプレーしていたそうです。
「ウイイレには、実際のサッカー経験が生きている」とも語っています。
試合後、杉村選手は「アジアのレベルが高いと感じたが、最高の舞台で金メダルを取れて嬉しい。隣にいる最高の後輩のおかげ」と話しています。
小3の時に父親の影響で始めたという相原選手は「eスポーツが公開競技に選ばれてうれしい。日本を背負って戦うプレッシャーがあったが良い体験ができた」と笑顔を見せていました。

出典:サッカーキング
ステージはショッピングセンター内の体育館に設置されました。
実際のサッカー同様に、ゴールが決まる度に歓声が上がり、非常に盛り上がっていました。
次回のアジア大会は2022年で、中国の杭州での開催が決定しており、その時にはeスポーツは正式競技に加わるとされています。
今後の展開や盛り上がりが注目されそうです。