日本よりも進んだ取り組み
日本でもeスポーツの専門学校や高校などが、少しずつ増えてきました。
しかしアメリカではさらに状況は進んでいます。
米国では、競技化した「eスポーツ」が、「オーバーウォッチ」プロリーグや米プロバスケットボールNBAの「NBA2Kリーグ」のようなものが普及しています。
各地の高校もこの流れに乗っており、少なくとも1社の企業が、高校でのeスポーツ普及のため多額の投資を行なっているようです。

出典:SPOLOGY

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高校生向けのeスポーツ大会を開催するプレー・バーサスは、ベンチャー企業であるニュー・エンタープライズ・アソシエイツ、アメリカンフットボールチームのサンフランシスコ・フォーティーナイナーズ、人気ラップ歌手で投資家のナズ、Twitchの共同創業者ケビン・リンから、1500万ドルを調達しました。
プレー・バーサスはこの資金を元に、全米州立高校協会と提携し、全米50の州の高校でeスポーツ大会開催を支援できるようになりました。
生徒はプレー・バーサスを通じて、学校で他のスポーツをするのと同様にeスポーツに取り組めるようになっています。
eスポーツの大学推薦
優秀な選手が大学からの推薦を得られるようになるともされています。
高校生のスポーツ選手をスカウトするのと同様に、ゲーマーをスカウトするのです。
eスポーツの広がりは従来のスポーツに追い付き、追い抜く勢いとも言えます。
海外でもビデオゲームに熱中する悪影響に議論が絶えませんが、eスポーツを取り巻く状況は日本よりも進んでいます。
日本でも徐々にeスポーツが浸透してきているため、数年後には同じような状況が生まれてくるかもしれません。
大学野球のように、各大学のeスポーツチームによるリーグ戦などが行われれば、日本でもeスポーツで推薦といった動きができるでしょうか。
アメリカでのeスポーツ事情が、日本でも現実になれば、eスポーツ界はさらに発展が望めそうです。