コンセプトは「みんなの部室」
eスポーツは各地で盛んにプレイされており、部活になっている学校まであります。
しかし、練習できる場所は限られています。ゲームは自宅でもできますが、他のプレイヤーとの交流は希薄なものになってしまいます。
もし、プレイヤー同士が交流できる場所があれば、それらの問題も解消されるかもしれません。
秋田市内でeスポーツのトレーニングセンターが誕生しました。秋田県eスポーツ協会が運営し、選手同士の交流と練習の拠点となることを目指しており、秋田県eスポーツ協会によると、eスポーツ専用の練習場の開設は東北で初めてとのことです。
オフィスビルの一室に設けており、高性能のパソコン6台を備えています。ゲームを自由にプレイできるだけでなく、50インチの大型モニターで観戦したり、プロ選手の動画を見ることもできます。
利用時間はゲームのタイトルごとに枠を設け、秋田県eスポーツ協会の会員制交流サイトやホームページで告知していきます。また、協会主催の交流会に向けた練習会も実施を予定します。
コンセプトは「みんなの部室」としており、「練習しながら交流の輪を広げ、世界で活躍する選手がここから出たらうれしい」という想いが込められています。
情報交換にも
自宅でプレイすれば好きな時間にプレイできるという利点がありますが、他のプレイヤーとの情報交換はあまりできません。
ですが、同じ部屋でプレイをする仲間がいれば、情報交換をすることで攻略も進みますし、チームプレイの場合は直に声をかけあうことで連帯感も高まります。

学校にeスポーツの部活がなくて練習場所に困っているeスポーツプレイヤーにとっては、非常にうれしい施設となりそうです。
単純にゲームをする施設ではなく、プレイヤー同士の交流にも役に立ちます。さまざまな情報交換をして、効率的な「練習」ができる施設として、東北地方で多くのプレイヤーが集まるようになるかもしれません。