任天堂の看板ソフト
『大乱闘スマッシュブラザーズ』(以下スマブラ)シリーズは、今では発売が話題となるなど、任天堂ハードの目玉ソフトとして知られています。
eスポーツタイトルにも採用され、日本だけでなく世界中でも大人気のゲームです。
最初に出たのはニンテンドー64で『ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ』でした。
格闘ゲームでありながら体力ゲージは存在せず、相手をふっとばしてリングアウトさせれば勝ちというルールで、必殺技も簡単に出せるなど操作も易しいのが特徴です。
しかし、「マリオやカービィが殴り合う」という内容に、当初は任天堂社内では評判が悪く、「あまり売れないだろう」とまで思われていました。
ですが発売してみると、その練り込まれたゲーム内容に人気が出ていきました。

出典:格ゲーチェッカー
ゲームキューブでは、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』が発売しました。
後のスマブラシリーズの基礎を固めたソフトで、操作の自由度や競技性の高さから今なお人気が高く、eスポーツのメインタイトルにも採用されています。
シリーズの中でも最も実力差が出やすいタイトルとも言われていて、初心者と上級者では圧倒的な差が生まれます。
海外で行われた企画で「テキーラショットを5杯飲ませた上でハンデとして1ストック」のプロと、2ストック持っている一般プレイヤーが対戦しても、プロ側が勝つほどです。
ゲストファイター参戦で豪華に
ハードがWiiになると『大乱闘スマッシュブラザーズX 』が発売しました。
スマブラDXからさらにボリュームが増し、ゲームスピードが抑えられた事で初心者にも取っつきやすくなりました。
また今作から、任天堂キャラクター以外からも参戦し、コナミから『メタルギア』からスネークが、セガからは『ソニック』シリーズのソニックが登場するようになりました。
オンライン対戦が実装された事で、自宅にいながら対人戦ができるようになりました。

『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』では他社からのゲストファイターの数も増え、DLCも含めて50名を超えます。
任天堂に限らず、ゲーム業界を含めたオールスターゲームとして華やかになりました。
eスポーツとしても注目され、格闘ゲームのイベント「EVO」でも正式タイトルに採用されています。

出典:格ゲーチェッカー
そして遂に新作、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』もニンテンドースイッチで発売されました。
プロを目指すプレイヤーもいれば、スマブラが好きなプレイヤーも多く、対戦イベントも各地で開催し、多くの参加者が集まります。
オンラインでもオフラインでも、まだまだ人気は高まっています。