現在まで続く人気シリーズ
今ではeスポーツのタイトルに格闘ゲームはいくつも採用されており、「EVO]などの格闘ゲームのeスポーツイベントも世界中で開催されています。
格闘ゲームブームの火付け役となったのは『ストリートファイターⅡ』です。
ゲームセンターから始まり、家庭用ゲーム機にも移植され、対戦格闘ゲームの基礎を築きました。
その当時から大会などはやっていましたが、規模は小さいもので、eスポーツと呼べるものではありませんでした。
『ストリートファイターZERO』シリーズが出て、様々な新システムが導入されましたが、まだ「eスポーツ」という単語は知られていませんでした。
そんな状況が大きく変わるのは、『ストリートファイターⅢ 3rd STRIKE』(以下3rd)のリリースと、エンターブレインが主催したeスポーツイベント『闘劇』でした。

出典:プレイステーション
『闘劇』は各地のゲームセンターで予選を行い、本戦への出場権を争います。
2003年から始まった『闘劇』において、『3rd』は開催種目に選ばれました。
『3rd』は対戦バランスやグラフィック、奥深いシステムが人気で、現在でも大会や対戦会が行われているほどです。
「対戦ゲーム史上最高傑作」とも評される『3rd』は、『闘劇』の始まった2003年から9年間も開催タイトルに選ばれています。
そしてこの頃から「EVO」が始まり、『3rd』も採用されています。

出典:パソコン工房
『ストリートファイターⅣ』シリーズがリリースされ、さらにシリーズ人気は高まっていきました。
「EVO」の規模も大きくなっていき、プロゲーマーという職業が誕生していきます。
そして、現在は『ストリートファイターV』シリーズがリリースされています。
分かりやすいゲーム展開
『ストリートファイターV』までシリーズを重ねても、シリーズの魅力である「駆け引き」は残っています。
どう相手に近付くか、いかに有利な画面端に追い詰めるか、といったシンプルながら奥深い駆け引きのため、試合を見ていて展開が分かりやすい、という特徴があります。
今作では「Vトリガー」によってキャラクターを一時的に強化するシステムもあり、試合展開を盛り上げます。

出典:ゴジライン
ストリートファイターシリーズは誕生から30年を迎えます。
それを記念して、家庭用に『ストリートファイター30th アニバーサリーコレクションインターナショナル』が発売されました。
初代『ストリートファイター』から『3rd』まで全12タイトルを収録していて、一部タイトルはオンライン対戦も可能です。
対戦格闘ゲームを彩った各作品を手元に置いてみてはいかがでしょうか?