日本eスポーツ連合を発足

2018年2月1日、日本国内のeスポーツの普及と発展を目指す新団体「日本eスポーツ連合」が設立されました。
同時に、日本eスポーツ連合は国内の公認プロe-スポーツとして6つのゲームタイトルを発表しました。
この公認プロタイトルで正式にプロライセンスを発行するというもので、公認タイトルは順次拡大していく予定だそうです。

eスポーツ 日本eスポーツ連合 プロゲーマー

出典:オレ的ゲーム速報@JIN

さて、その6タイトルとはどういったものなのでしょうか。
公認プロタイトルに認定されたのは、「ウィニングイレブン」「Call of DUTY」、「ストリートファイター5」「鉄拳7」そして、「パズドラ」「モンスターストライク」です。

しかし疑問の声が

この6タイトルの発表には疑問の声がつきまといました。
「ウィニングイレブン」「Call of DUTY」は世界でもプレイされているタイトルであり、「ストリートファイター5」「鉄拳7」も世界大会が開催されているため、eスポーツとして認定するのは納得できます。
しかし日本のスマホゲームタイトルである「パズドラ」「モンスターストライク」は、現時点で世界基準のタイトルとはいえません。
しかも強さがプレイヤーのプレイスキルとはあまり関係がなく、「強いキャラをガチャで引いたプレイヤーが強い」という図式であり、競技として成立するものではありません。

「他にもっと競技性の高いゲームタイトルがあるのではないだろうか」
「日本でしか遊ばれていないゲームでプロ認定を受けることに意味はあるのか」と疑問の声があがっています。
eスポーツとして認定するには両タイトルはあまりにも異質であり、薄暗い利権を感じるという印象を抱かざるをえません。

この疑問を払拭するためにも、日本eスポーツ連合はプロ認定の選定基準を明確にし、透明化せねばならないでしょう。

※「モンスターストライク」のeスポーツ大会につきましては、純粋にプレイスキルのみで競っていただけるよう、課金要素が一切なく、プレイヤーが同じキャラクターを最所から使用できるeスポーツ専用アプリ「モンスターストライク スタジアム」を用いているため、ガチャとは関係ありません。

そもそも日本eスポーツ連合のメンバーがおかしい

世界大会に出場するような既存プロゲーマーからは、そもそも日本eスポーツ連合の構成員についても不信感を抱いているようです。
北米プロゲーミングチーム「Echo Fox」に所属し、ストリートファイター5の強豪プレイヤーとして知られるももち選手(百地祐輔)は、
2017年12月21日に「日本国内におけるプロゲーマーのライセンス制度について」と題するエントリを自身のウェブサイトで掲載しました。

eスポーツ プロゲーマ ももち選手(百地祐輔)

出典:Twitter.com

参考※http://shinobism.com/statement

そのエントリを要約すると、「あなたたちはいったい誰なのか」という不信感です。

これまではプロゲーマーの基準といえば、プレイヤーやそのコミュニティー内で模索されてきたものです。
「これができればプロといっていい」「大会で優勝できればプロ」と様々な定義を模索し続けていた中、
唐突に現れた新設の団体によってプロ認定されるというのは戸惑いがあります。
各ゲームの開発陣が集まってプロ認定するならまだしも、これまでの経歴におよそゲームという単語など出てこなかったような人々によってプロ認定がなされるというのは、基準の押しつけを感じてしまいます。
「ゲームのゲの字も知らないおっさんになぜ仕切られなければならないのか」という直接的な批判のコメントも集まっています。

プロライセンス制度はいったい誰が望んでいるものか、誰のためのものなのか。
そういったことを明確にし、疑惑を解消することが日本eスポーツ連合にとって最も重要な課題となるでしょう。