3団体が合併し、1つの団体へ
eスポーツは世界的に人気のあるスポーツとして認識されていますが、日本はまだまだなじみがありません。
そんな中、日本eスポーツ協会(JeSPA)と日本eスポーツ連盟(JeSF)とe-sports促進機構の3団体が合併し、日本スポーツ連合(JeSU)となりました。
これは何を意味しているのでしょうか。
アジア競技大会への派遣
これには、2022年に行われるアジア競技大会が深く関わっています。
これはアジア版のオリンピックとも言える大会で、陸上競技や競泳以外にも、チェスや囲碁やシャンチー(中国象棋)やテコンドーなど、アジアならではという競技もあるのも特徴です。
このアジア競技大会にeスポーツが種目として採用されました。
日本では各団体が分裂していたために、eスポーツは日本オリンピック委員会(JOC)の加盟が認められていません。
そのため、団体をまとめて加盟を急ぎ、2018年8月にインドネシアのジャカルタに開催される大会へ日本選手団を派遣したい考えのようです。
そして、JeSUが発行する「プロゲーマーライセンス」の存在も明らかとなりました。
ライセンス発行に疑問視する声も?
日本のプロゲーマーの社会的地位の低さの1つに、高額賞金が出せなかった法律的事情があります。
JeSUも賞金付きの大会の開催を示唆していますが、金額などははっきりしていません。
また、ゲームタイトルの選定にも疑問視する声が上がっています。
・パズル&ドラゴン
・モンスターストライク
といったソーシャルゲームが認定タイトルに挙がっています。

出典:ねとらぼ
しかし、ガチャ課金はゲームスキルとは関係ない、という意見もあります。
また「わざわざライセンス発行する必要がない」や「ライセンスは誰のためのものか」と言った意見を目にします。
日本のeスポーツにおける環境は、急速に変化しています。
果たしてeスポーツ後進国とまで言われる日本が、先進国にまで成長できるでしょうか。