セカンドキャリアとして
eスポーツは、年齢や性別、障害の有無に関わらず多くのプレイヤーが平等にプレイできるスポーツです。
また、プロアスリートのセカンドキャリアとしても注目されています。
昨年のベルギーGP中にF2のクラッシュで足に重傷を負ったアメリカ人ドライバー、ファン・マヌエル・コレアが、F1のeスポーツシリーズでデビューすることが決まりました。
コレア選手は、アントニオ・ジョビナッツィとともにアルファロメオ・レーシングのドライバーとして参戦します。
昨年、アントワーヌ・ユベールが命を落としたスパ・フランコルシャンのF2のクラッシュで大けがを負い、一時は急性の呼吸不全に陥り、体外式膜型人工肺や生命維持装置につながれたこともありましたが、その後意識を回復したコレアは自ら右足の温存を選択し、再建手術を受けました。
現在もマイアミの自宅で長期のリハビリプロセスに取り組んでいます。
デビュー戦となるバーチャル中国GPは19日のイギリス夏時間午後8時(日本時間20日の午前2時)にスタートします。
「Codemasters(コードマスターズ)」のゲーム『F1 2019』を使って行われるレースは、本来のカレンダーと同じ上海インターナショナル・サーキットが舞台となっています。
今、注目されるeスポーツ
バーチャル中国GPには、現役のF1ドライバーが参戦することでも知られており、モータースポーツファンにとってもeスポーツファンにとっても楽しみなイベントとなります。外出できないからこそ、自宅から観戦できることでも人気を集めています。

新型コロナウイルスの影響で、実際のスポーツが延期や中止に追い込まれる中、eスポーツが注目されています。
多くのスポーツ団体がeスポーツを盛んに取り入れています。今回のパンデミックによって、多くのドライバーがeスポーツに参戦し、新たなファンと獲得しています。
コレア選手の今後の活躍にも注目が集まります。