競技人口が激減するスポーツ

ゲートボールと言えば、高齢者が楽しむスポーツの代表格という印象があります。全盛期の1980年代には愛好者が60万人を超えたが、近年は激減しています。 そこで、eスポーツへの参入など、若年層の取り込みに挑み始めました。一世を風靡した国産スポーツを再び盛り上げようとする動きに注目が集まっている。

「公益財団法人日本ゲートボール連合」では、2016年に評議員や理事が大幅に交代。椎川会長から「再生プラン」を取りまとめるよう指示が出され、「ゲートボール再生プロジェクト」が始まりました。

着手した計画の1つが、若年層への浸透を目的としたスマートフォンアプリ開発です。スマホゲームにはビリヤードゲームはあっても、よく似た形式なのにゲートボールがありませんでした。

19年6月には、「破壊!VRゲートボール」というゲートボールの球で街を破壊しながら進むアクションゲームが完成しました。

さらに、続編として「動物ゲートボールバトル!」も制作しました。順調に開発が進めば、21年春にも正式版のゲームアプリが完成します。Google PlayやApp Storeにアップロードされるようになれば、一般ユーザーも利用できるようになります。

ゲートボールの再生なるか

ゲートボールは、元々子供向けに開発されました。

ヨーロッパの伝統競技「クロッケー」を参考に、試行錯誤を繰り返してルールや用具を開発されたのがゲートボールの始まりで、70年代に脚光を浴びてから高齢者スポーツとして人気を得てきました。

ゲートボールがeスポーツに「ゲートボール再生プロジェクト」
出典:CGWorld

しかし、2016年には愛好者は10万人を割り込み、毎月1000人が退会している現状が続いています。愛好者の年齢構成も70歳に偏っており、このままではゲートボールというスポーツ自体が消滅してしまいます。

ゲートボールは、大人から子供まで、体力差にかかわらず楽しめるスポーツです。eスポーツを取り入れることで、ゲートボールの再生に注目が集まりそうです。