クラッシュしてゲーム終了
日本のみならず、世界中でeスポーツのプロプレイヤーが誕生していますが、彼らの言動にも注目が集まるようになっています。
eスポーツレーシングイベント「eNASCAR iRacing Pro Invitational Series」の配信中にRage Quit(怒ってゲームから抜けること。キレ落ち)したプロドライバー「Bubba Wallace選手」が、スポンサーから契約を解除されたことが明らかとなりました。
レーシングシミュレーター『iRacing』を使用して行われるeスポーツ企画で、NASCARの選手権で上位の成績を収めているトップドライバーを招き、実際のコースをシミュレートしたゲームで順位を競い合っていました。同イベントを配信しているFOX Sportsによると、初回配信で90万人以上の視聴者を集めたという人気イベントです。
今回問題を起こしたのは、プロドライバーのBubba Wallace選手は、日曜日に行われた「ブリストル・モータースピード・ウェイ」を舞台にした同シリーズのレース中、他のドライバーと接触しクラッシュしてしまい、その後レース中にも関わらずゲームを終了してしまいました。
Bubba Wallace選手は、後日この件に関してツイートをしました
このツイートに対し、彼とスポンサー契約を締結していた海外の人気ブランド「Blue-Emu」は「我々は諦める人間ではなくドライバーを求めている、さようなら」と返信し、スポンサー契約を解除したとコメントしています。
eスポーツ選手に求められるもの
実際のオンラインプレイでも、勝てないと分かると試合を棄てるプレイヤーは少なからずいますが、eスポーツ選手ともなれば同じ行動はできません。
プロプレイヤーはスポンサー契約を結んでおり、企業を背負っており、さらには多くのプレイヤーが見本とするプロ選手には、一般プレイヤーとは違ったものが求められます。
今回の出来事は、eスポーツ選手という職業ならではのものと言えます。彼らは単なる「ゲーマー」ではなく、「プロ選手」であるということを物語っています。