チャリティートーナメントで優勝
新型コロナウイルスの影響により、現実のスポーツイベントが中止に追い込まれる中、eスポーツに注目が集まっています。
eスポーツ選手が出場する大会もありますが、実在のプロプレイヤーが参戦することもあり、話題となっています。
そんな中、プロテニスプレイヤーのテイラー・フリッツ選手が『VALORANT』や『FIFA 20』など、さまざまなゲームを取り上げたチャリティートーナメントで優勝していることが話題になっています。
テイラー・フリッツ選手はゲーマーとしても知られており、eスポーツ運営組織「ReKTGlobal」と組んでeスポーツ業界へと投資した世界初のプロテニスプレイヤーです。
「#PlayApartTogether Tournament」で行われた『FIFA 20』で優勝し、賞金25000ドルを獲得しました。また、同トーナメントの『VALORANT』部門でもチームで25000ドルを獲得しています。
さらに、錦織圭選手や大坂なおみ選手などの世界で活躍するプロテニスプレイヤーが『マリオテニス エース』で対戦する大会「STAY AT HOME SLAM」にも参加し、インフルエンサーのアディスン・レイ氏とダブルスを組んで優勝し、賞金100万ドルを手にしています。
フリッツ選手がeスポーツで獲得した賞金は100万ドル(約1億円)ですが、これらの大会の賞金は寄付を目的としたものとして行われたため、すべての獲得賞金は飢餓撲滅を目的とする団体「No Kid Hungry」などの慈善団体へと寄付されています。
プロはゲームでも強い
実際のスポーツとeスポーツでは、必要となる能力が異なるため、スポーツのプロ選手がゲームも強いとは限らない、と思われてきました。 フリッツ選手がゲーマーだということも関係しているかもしれませんが、今後はスポーツとeスポーツの両方で活躍する選手が誕生してくるかもしれません。

世界で活躍する選手がゲームの中でも活躍するとあって、どちらのファンからも注目されています。
今後のイベントへの参戦にも期待がかかります。