VRを使った試み

eスポーツは現在大きな広がりを見せており、各地でさまざまな大会が実施されています。その中には、観戦の方法がいくつかあるものもあり、現地に行く場合もあれば、配信を見る場合もあります。

eスポーツイベント「RAGE」を運営するCyberZ、エイベックス・エンタテインメント、テレビ朝日は3月9日、VR空間でeスポーツを観戦できる「V-RAGE」のβ版を15日に始めると発表しました。

これはVR空間にイベントスペースを立ち上げられるサービスである「cluster(クラスター)」を活用し、VR空間でありながら実際の会場にいるような臨場感を生み出します。

観戦者はアバターを使い、VR空間にある仮想のスタジアムに来場して観戦します。スマートフォンやPCからでもアクセスできますが、VRを体験するには「Oculus Rift」や「HTC VIVE」などのデバイスが必要になります。

自由度の高い観戦方法

「V-RAGE」では、試合の勝敗と連動してスタジアム内の色を変えたり、会場内に花火を打ち上げたりもできます。観戦場所は自由に決められ、他のユーザーとチャットもできるなど、通常の観戦よりもある意味では自由度が高いと言えます。

仮想空間のため、実際の会場が使えなくてもイベントを開催できます。

観客もデバイスが必要となりますが、直接会場に行かなくても観戦を楽しめるようになります。

VR空間でeスポーツを観戦「V-RAGE」
出典:4Gamer

今は新型コロナウイルスの影響により、イベント自体が延期になったり中止になったりするケースが増えています。

しかし、VR空間であれば感染の心配はなくて楽しむことができます。また、世界中から選手や観戦者を募ることも将来的には可能になってくるかもしれません。

RAGE総合プロデューサーの大友真吾氏は、「VRならではの新たな観戦体験を実現していき、日本のeスポーツの観戦文化を発展させたい」としています。

ゲーム自体やeスポーツ選手に関することばかりではなく、今後は観戦者の環境も着実に変わっていくかもしれません。