プロゲーマーとは
ゲーム(コンピューターゲーム)をすることにより報酬を受ける人のことをいいます。
ゲーム会社などがスポンサーとなって生活基盤を保証した上で活動したり、海外の大会への遠征費やパーツ(ビデオカード、ヘッドセット、マウス、マウスパッドなど)の提供を受けて活動する者もいます。
ゲーム会社のイベント契約で、スポンサーからギャラを貰っての、実演、大会出場の賞金報酬や、対戦イベントでの報奨金などが主体の、ある種、賞金稼ぎに該当する人たちです。
賞金総額10億円のe-sportsも存在します。
日本におけるプロゲーマーのパイオニア ウメハラ(梅原大吾)

出典:FJBLOG
2D対戦型格闘ゲームにおいて数々の大会を制している、国際的に著名な格闘ゲームプレイヤー。とりわけカプコン社製の対戦型格闘ゲームで実績を多く残し、同社開発本部長(当時)の岡本吉起から「10年に一人の天才」と呼ばれた。
格ゲーとは無縁の人も一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
2010年4月27日、アメリカの周辺機器メーカー・Mad Catzとのスポンサー契約を結んでいたことがITmedia Gamesより報道され、上記の大会でも広報活動を行うなどの活動を行っている様から、梅原は“プロ格闘ゲーマー”となりました。
現在は、Twitchのグローバルアンバサダーを務め、Red Bull、HyperX、Cygames、NSURGOと多数の企業からのスポンサードを受けて活動しています。
ときど(Tokido)

出典:朝日新聞
Echo Fox所属のプロ格闘ゲーマー。
東京大学卒の頭脳派マルチプレイヤー。格ゲー5神の一人。
「自分がプロとして成功できなければ、この先日本でプロが根付く事はない」と語り、誰よりも真摯に格闘ゲームと向き合い海外大会へも積極的に参加している。
ハイタニ

出典:アントレ.NET
SHINOBISM Gaming Team Fudoh所属。格ゲー五神の一人。
「League of Legends」、「Call of Duty」、「Hearthstone」、「StarCraft2」など数々のeスポーツで実績をあげている。
sako

出典:4Gamer
TEAM HORI、FAV gaming所属。格ゲー5神の一人。
元々は働きながらプレイしていた社会人ゲーマーで、2011年4月よりプロゲーマーを兼業。
2017年3月からは専業プロゲーマーとして活動している。
ボンちゃん

出典:Negitaku.org
レッドブル社と契約を結んだRed Bullアスリート。
全国各地でオフ会を主催するなど、コミュニティの活性化にも力を入れている。
私生活では2018年10月に婚約を10月23日の勝ちたがりTVで発表しました。
板橋ザンギエフ

出典:アントレ.NET
ゲーム周辺機器メーカーのRazerと契約を締結。早稲田大理工卒の高学歴プロゲーマー。
大学卒業後、日本を代表する会社である某業界最大手SIer勤務を経て、
フリーエンジニア兼プロゲーマーとなる。
日本での認知度は世界に比較すると、まだまだ低い
板橋ザンギエフは、「ゲーマーという言葉自体、まだ“悪い”イメージがある」と語る。そして今後、eスポーツがどう発展していくべきかについて「自分たちも探り探りでやっている」と本音を吐露。つまり、eスポーツはまだ若い競技であるため、誰もが手探りの状態なのは否めない。
日本で開催される大会は賞金が“10万円”しか出せないのである。それはなぜかと言うと、日本でeスポーツの大会が開催された場合、主に「景品表示法」「風俗営業法」「賭博罪」の3つの法律が関係し、大会賞金が低く抑えられてしまうのだ。
日本人プロゲーマーは“海外へ出稼ぎ”
なぜ国内のみで活動しないのか
その理由は日本の法律によって妨げられている。
世界の主要大会で20億円以上の賞金が出るのに対して、日本で開催された場合、賞金が“10万円”しか出せないのである。
日本でeスポーツの大会が開催された場合、主に「景品表示法」「風俗営業法」「賭博罪」の3つの法律が関係し、大会賞金が低く抑えられてしまうのだ。
世界は五輪正式種目化を検討
ヨーロッパや中国ではごく普通のスポーツ。
アジア五輪評議会は、2022年に開催される『アジア競技大会』でeスポーツを正式なメダル種目とすることを発表。さらには、2024年のパリ五輪でも正式種目化が検討されている。
海外の賞金はケタ違い

賞金ランキング1位は、Jiao Wangsで賞金獲得数トータル:約1億4,400万円です。
eSportsにおける国際大会賞金ランキング
1位:Jiao Wangs 賞金獲得数トータル:約1億4,400万円
2位:Chen Zhihao賞金獲得数トータル:約1億4,400万円
3位:Wang Zhaohui 賞金獲得数トータル:約1億4,300万円
4位:Zhang Pan 賞金獲得数トータル:約1億4,200万円
5位:Zhang Ning 賞金獲得数トータル:約1億39,00万円
6位:Clement Ivanov 賞金獲得数トータル:約8,100万円
そして、参考ですが世界ランキング500位のLee Jun Yeongさんで賞金獲得数トータルが596万円となっています
欧米を中心に賞金のかかったイベントが多数開催され、プロチームやプロリーグも発足。今や、賞金やスポンサーとの契約金で1億円超えのトッププロゲーマ-も少なくない。
今後の国内の展開に期待
国民の理解が必須、険しいメジャー化への道
ゲームファンとゲーム大会の祭典『闘会議2018』はメディアの数が圧倒的に増加したが、今回の『闘会議』にまつわるトピックとして、国内の各eスポーツ団体がひとつに統合され、日本eスポーツ連合(JeSU)が誕生したこと。そしてJeSUが公認するゲームタイトルで15人のプロを認定(プロライセンス発行総数は46人8チームに)。これはどちらも、eスポーツの“五輪種目化”実現を目指す世界の潮流に乗り遅れないための動きでもある。
2022年の「アジア競技大会」に選手を送り込むために、eスポーツの統一団体を作る必要があった。『闘会議』で見られたeスポーツのうねりは、将来実現が予想される“五輪種目化”を見据えた第一歩と言える。
今後も多くの若者たちにプロライセンスが発行されていく中で、ゲーム業界がプロゲーマーと共にどう成長していくのか、その成長過程を見守りたい。