彗星のごとく現れたプレイヤー
アメリカ最大の格闘ゲームの大会『EVO2017』において、Punk選手の強さは圧倒的でした。
当時まだ19歳の青年が、世界のトッププレイヤー相手に戦い、トーナメント11回の対戦をただの1セットも落とすことなく、グランドファイナルへと駒を進めました。
その強さに、EVO2014覇者のLuffy選手は「正直ここまで強いプレイヤーは今まで見た事がない、末恐ろしい」とツイートするほどでした。
決勝の相手はTOP16でルーザーズへと落としたときど選手でした。
多くの観客がPunk選手の優勝を疑いませんでしたが、ときど選手の「Punk対策」そして使用キャラである「かりん対策」の前に敗れ、表彰式では涙を見せました。
Punk選手は、いわゆる「人間性能」の高いプレイヤーです。
天才的な画面把握と間合いの管理、超人的な反応速度、大舞台でも委縮しないメンタルを備えていて、さらにはゲージ管理やコンボ選択、対空精度などは完璧に近く、その人間性能の高さから「AI」とも評されます。
ジャンプ後の着地2フレーム(1フレームが1/60秒)の猶予を突くといった操作も平然とこなします。

出典:ゴジライン
タイトルによってはスティックを使う事もありますが、メインはパッドコントローラーを使っています。
彼曰く「パッドコントローラーが使いやすいんだ」との事で、ゲームセンターではなく家庭用ゲームで育ってきた世代ならではと言えます。
ときど選手との再戦
AbemaTVで放送中の『賞金首 SFV AE』第6回放送の際、ときど選手との再戦が行われました。
内容は非常に良く、長所は出た対戦でしたが、惜しくも試合には敗れてしまいました。
落ち込んではいたものの彼の表情は笑顔でした。

出典:Liquipedia
そんな超人的なPunk選手ですが、実はゴーゴーカレーが大好きで、来日したら必ず食べるそうです。
第7回放送ではときど選手とペアを組んだトーナメントを番組内で行い、見事優勝して賞品である「ゴーゴーカレー食べ放題(プロデューサーのおごり)」を獲得し、喜んでいました。
Punk選手はストⅤ以外にも様々なゲームをプレイするマルチプレイヤーです。
今後の大会でも上位に食い込んでい来るであろう、若手注目プレイヤーです。